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原孝洲からのお知らせ

2017年7月22日

【夏の行事】 お盆の風習

鬼灯


毎年7月・8月に催されるお盆は、ご先祖や新たな故人をあの世からお招きして一緒に過ごす供養行事です。




○お招きする「ご先祖」とは

お亡くなりになった祖父母・曾祖父母だけでなく、ずっと昔に生きていた方々も含みます。
個人名などご存知なくても、絶えることなく受け継がれている血脈の中で、お亡くなりになった方々のことです。


ただし、お盆を初めて迎えられる新たな故人は「ご先祖」には含まれません。





○新たな故人が「ご先祖」になるには

初めてお盆にお招きされた故人は、まだご先祖ではありません。
あの世に逝かれて間もなく、まだ一度もお盆に迎えられてもいないため、ご先祖になった存在とは異なり、生きている人々に災厄をもたらすほどの力を持つ活発的な存在と考えられています。


しかし、お盆の時期に家に招かれて、この世の家族と過ごす供養を受けていくうちに、次第に子孫を見守る存在へと変遷していきます。

そうして、およそ3年経てから「ご先祖」というグループに入ります。




○お盆に帰ってくる方々

7月1日あるいは8月1日は、地獄の釜の蓋が開くと言われている日でもあります。
お盆期間はこの日から始まります。


お盆にあの世から帰ってくるのは、この世の方々がお招きしたご先祖や故人ばかりではありません。
地獄にいる方々のほか、誰からも供養を受けていない、あるいは祀られていない方々も帰ってきます。





○家に設ける精霊棚(お招きした方々が休むところ)

地域により異なりますが、ご先祖のために精霊棚を設けるところもあります。
精霊棚を設けなくても、お仏壇の前や傍らにご先祖用の供物などを用意し、彼らが休まれる場所を作ります。


新たな故人には、ご先祖用に用意したものとは別に精霊棚を設けます。
まだ「ご先祖」ではないので、全てご先祖用とは別に用意します。


お招きする方々は徒歩では大変な道のりなので、早く家に辿りつける乗り物として、馬を用意します。


新たな故人の精霊棚は、故人がご先祖グループに入る3年目まで毎年設ける地域もございます。
また、一年以内に亡くなった故人を迎える場所として精霊棚を設け、翌年のお盆からは精霊棚を設けない地域もございます。

お盆行事の前までに、お墓掃除や精霊棚の組み立てや盆提灯の用意など、お招きする準備をします。




○お盆行事の初日

迎え火や提灯などでお迎えしたご先祖や故人のほかに、お招きしていない方々も家についてきます。
特に、亡くなってから、一度も誰からも供物を捧げられたり、供養を受けていなかったりするため、どの方々よりも飢えている方々がついてきます。(仏教の餓鬼を含みます。)
※地獄から帰ってきた方々はついてきません。


この方々は、飢えるあまりに精霊棚にある供物を食べてしまうため、ご先祖や新たな故人が、せっかくの供養を受けられなくなってしまいます。
それを避けるために、お盆行事中は、庭先に冷えたお茶をまいてその方々へ飲み物を施したり、屋内あるいは屋外に簡素な餓鬼棚を設け、ご先祖や故人とは別に供物を捧げます。


また、お盆期間中に、この飢えた方々のために僧侶に供養を依頼し、彼らが捧げられた供物を食べられるだけでなく、おいしく味わえるようするお経を読んでもらう施餓鬼会もおこないます。
施餓鬼会は、ご先祖や新たな故人への供養とは別に、特別におこなう供養です。




○お盆行事の終わり

送り火をたいて、お盆行事中、一緒に過ごしたご先祖や故人を早めにあの世へ送り出します。
用意した牛でゆっくりと名残惜しんで帰られます。




お盆の風習や思想は諸説あるため、地域によりお盆のお迎えの仕方や精霊棚を飾る年数が異なります。
しかしいずれも、夏の特別な行事として、この世の人々が供養を兼ねて、あの世の人々をもてなす行事であることには変わりません。





ほおずき






〜原 孝洲〜


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