干支(えと)とは、正確には、十干(じゅっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせを言い、中国古代の暦(こよみ)にその起源を見ることができます。十干十二支の組み合わせは、星の運行がひと廻りする六十年に当てはめ、六十年を1周期とします。
私たちが一般的に「ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、・・・」と言っているのは十二支のことで、もともとは時間(年、月、日、時)を区分するために使われていた名前でした。そして、暦を理解しやすくするために、これに動物を当てはめたのです。
そして、日本人は古くから動物に宿る神秘的な力を信じてきましたから、この信仰と十二支とが結びつき、江戸時代の中頃に、その年の干支にちなんだ動物の置物を玄関や居間に飾って年神様(としがみさま)をお迎えする風習が生まれました。
現代でも、その年の干支は、七福神や招き猫などと同じように、福を招く開運のお守りとして、多くの人たちに親しまれています。
















鼠(ねずみ)は、幸福をもたらす動物として、古くから日本人に大切にされてきました。『古事記』では、野火に囲まれて困っている大国主命を助ける動物として描かれ、また、仏教では大黒天の使者として祭られています。
また、鼠(ねずみ)は子だくさんであることから、子孫繁栄のお守りとしても多くの人たちに親しまれています。




