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  • 気分転換と”あんみつ”

    仕事で煮詰まることがあると外にお出掛けをして、自分の中の空気の入れ替えをするのですが、今日は東京国立博物館で開催している特別展『体感!日本の伝統芸能ー歌舞伎、文楽、能楽、雅楽、組踊の世界』を訪れてみました。
    特別展『体感!日本の伝統芸能ー歌舞伎、文楽、能楽、雅楽、組踊の世界』

    普段客席から見る舞台の様子とは違って、間近で見るお衣装やお支度の数々はとても迫力があり、その素晴らしさに圧倒されるのと同時に大変勉強になりました。昔の日本人のセンスとにかくやばいです。

    文化を守ること、継承すること、そして新しい変化を受け入れることは、本当にバランスが難しく大変なことですが、この素晴らしさをどうしても次の世代に残していきたい。毎回こういう場所に足を踏み入れると感じる葛藤を胸に、またお人形と向き合います。

    あぁ文楽のお人形欲しいなぁ、そして気分転換と称して美味しいあんみつと杏仁豆腐が食べたい…。私、ぷるぷるする甘いものが大好きなんです(๑>◡<๑)

  • 新年の抱負と愛夫

    明けましておめでとうございます。
    昨年中は大変お世話になりました。
    本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

    一丁前に抱負など語らせて頂くとするならば、

    誇れる仕事をすること。
    なかなか自分に満足はできないけれど、精一杯の自分を出し切って、inspirationを大切にし、自分のリズムで進んでいくこと。

    私生活では、愛する夫と、teenagerとなり自分の人生を始めようとしている愛娘と、毛むくじゃらでモヒカンの愛犬との時間を充分に楽しむこと。

    たくさんご迷惑をお掛けすることもあると思いますが、上記を目標に進んで参りますので、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

    話は違いますが、なぜ「愛夫」と言う言葉は無いのでしょうか???偉そうに抱負を書きながら、ふと愛娘も愛犬もあるのに愛夫とは書かないことが不思議になりました。

    英語で愛妻を調べるとbelovedとか形式ばった翻訳が出てきますが、これといった単語が無いところをみると、そもそも妻も夫も愛されていると言う前提に立った存在だから、わざわざ愛されていると言う形容詞を伴った単語は必要無いのかもしれません。

    百人一首の中で恋愛を唄った歌は43首もあり、情感豊かに想いや愛を伝えることが教養でもあった日本人なのだから、欧米以上に恋人や伴侶に愛を語っても素敵ですよね。
    日本語にもダーリンみたいに呼びかける可愛い言葉があれば良いのに…。

Profile

原 裕子
1975年8月28日生まれ。
無形文化財に指定された原米洲を祖父に持ち、母は原孝洲。
女子美術大学卒業後、ロンドンに美術留学。帰国後、孝洲の元で三世人形師として修行開始。
2008年に娘を出産。目標は日本文化の素晴らしさを世界に、そして後世に広く正しく伝えていくこと。

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