お喰い初め
我が家では毎年お正月のお雑煮や、鏡開きのお汁粉の時などに使う特別なお椀があります。
漆塗りの蓋付きのお椀で、娘のお喰い初めの時に購入しました。もう娘は今年で15歳になりますから15年使っていることになります。
日々のお味噌汁などには蓋の無い別の漆のお椀を使うのですが、特別なイベントの時にはいつも私たち家族のお膳に登場して美味しい演出を手伝ってくれる頼もしいお椀です。経年変化も美しく、月日と共に愛おしさが増すように感じます。
私は小さい頃から漆器が大好きで、特に熱い汁物を頂く時には瀬戸物のお椀と違い熱が伝わりにくく、手に持った感触も口当たりも良いので、おつゆが数段美味しく頂けるような気がして必ず漆のお椀を使ってきました。そのせいか娘も漆器ばかりでなく漆のカトラリーも大好きになりました。
そんな漆器大好きな私がこの度、生後100日目のお祝い”お喰い初め”に使うお椀をオリジナルで制作し販売することとなりました。福井県鯖江市で熟練の職人さんにお願いした最高級の越前塗りのお椀です。ベンガラなどの着色を一切せず、漆本来の色のみで制作したため、透明感のある美しいベージュです。化学薬品なども一切使用しておりませんので安心ですが、漆アレルギーの方はご注意くださいませ。
大変良いお造りのお品物なので長くお使い頂けるようお修理も承ります。
販売は三月から、お値段はお椀単品で48000円(税別)となります。

