簡単でカワイイ!子供も喜ぶ、折り紙で作る雛人形

お子様からお年寄りまで幅広い年齢の方に親しまれている折り紙。
折り紙は日本の伝統的な文化として、今や海外でも有名です。
近年は外国人の方からもお土産として選ばれる人気のアイテムでもあります。
今回はそんな折り紙の中から、ひな祭りの季節にピッタリなひな祭りモチーフ折り紙についてご紹介します。
お雛様やお道具の折り方はもちろん、おすすめの折り紙の選び方も解説しています。

折り紙を折る前に…おすすめの折り紙と選び方

折り紙を折る前に、まずは折り紙の種類や選び方について見ていきましょう。

紙の色、デザインで選ぶ

折り紙には一つの単色が何枚も入っているタイプの折り紙や、全部違った色が入っている折り紙、同色のグラデーションで揃えている折り紙など、様々なタイプのものがあります。
また、キラキラ光るホイルカラーや、セロファンタイプのもの、柄がある折り紙などもあります。
柄入りの折り紙では、和風の美しい模様、京友禅などの着物柄などをモチーフにした千代紙などが有名です。選ぶ色やデザインは自由ですが、お雛さまを折る際には、千代紙や様々な色が入っているタイプの折り紙を選ぶと、より綺麗な仕上がりになりますよ。

両面が使えるかどうかで選ぶ

一般的に折り紙の裏面は白地ですが、裏面にも配色や柄が施されている折り紙もあります。裏が単色で表に柄や模様のついたタイプや、どちらも縞模様など、多種多様な折り紙が比較的安価でも販売されています。文具店や100円ショップなどにも色々な種類の折り紙があるので、チェックしてみるのがおすすめです。

サイズ

小さなものから、大判まで、色々なサイズの折り紙があります。
一般的なもので、7.5cm・15cm・35cm角などのものがあります。様々なサイズで折ることによって、雰囲気やバリエーションを楽しむことができますね。

ひな祭りにまつわる、折り紙の折り方

さて、今回はそんな折り紙を使って、ひな祭りにピッタリな雛人形の折り方をご紹介していきます。ぜひ、お子様、ご家族と一緒に、折り紙で桃の節句を楽しんでみてくださいね。

雛人形その1

1.画像のように3分の1の部分で平行に折ります。

2.さらに垂直方向にも3分の1の部分折ります。

3.折り重なっている方を下側に向きを変え、裏返して画像のように折ります。

4.顔を描いて完成です。※お殿様も同様の折り方です。

お殿様はいずれも黒や寒色系、お姫様はいずれも暖色系の折り紙で、統一感のあるものを選ぶのがおすすめです。

雛人形その2

1.縦横半分に折って、折り目をつけて戻します。

2.さらに上半分を中央まで折り返し、折り目をつけて戻します。

3.つけた折り目に合わせて折ります。

4.中心の折り線の端と、左右の角を直線で結ぶ折り目をつけます。

5.ひろげます。

6.細長く切った折り紙を用意します。使う色は単色のものがおすすめです。

7.裏側の端に、少しずらして貼りつけます。



※表から見た状態

8.画像のように左右折り重ねます。



9.裏返して、上部を折り返します。

10.画像のように左右折りたたみ、邪魔な部分はしまいます。



11.画像のように下の部分を折りあげて、差し込みます。

12.裏返すと本体が完成します。※お内裏様も同様に作ります。

13.顔を描きます。

14.完成です。

雛人形その3

1.裏返しにして縦横に折り目をつけて戻します。

2.さらに斜めに折り目をつけて戻します。

3.つけた折り目に合わせて、画像のように袋折りします。

4.ひらく方を下向きにして1枚折りあげます。


5.画像のように折ります。

6.さらに画像のように折り目をつけます。

7.折ったところを、開いてつぶすように折ります。

8.反対側も同様に折ります。

9.画像のように折り開きます。

10.上下の向きを反対にします。

11.裏返します。

12.画像のように中心の折り目に合わせて折ります。

13.もう片方も折ります。

14.再び裏返します。

15.中心まで1枚だけ折りあげます。

16.画像のように少し残して下に折ります。

17.その1枚を真ん中で上へ折りあげます。

18.三角にはみ出た部分を手前に折ります。

19.さらに半分のところで上に折りあげます。

20.左右を画像のように折りたたみます。

21.さらに画像のように開きます。

22.裏返して、下の部分を折りあげます。



23.表に戻します。

24.頭頂部を後ろに折ります。

25.お殿様はさらに先端を折り返して烏帽子にします。

26.顔をマジックで描き入れたら完成です。

雛人形の箸置き

1.縦横半分に折って、折り目をつけて戻します。

2.中心に向けて画像のように折ります。

3.さらに中心に向けて画層のように折ります。

4.画像のように片側だけ折ります。

5.裏返します。

6.中心に向けて折ります。

7.先端を折ります。

8.中心を山折りにして、三角部分に糊をつけて接着します。

9.お殿様は折った先端を折り返して烏帽子にします。

10.顔を描いて完成です。

たちびな

お殿様

1.半分に折って、折り目をつけて戻します。

2.下から4.5㎝のところで平行に折ります。

3.裏返します。

4.横幅の3分の2の位置で折ります。

5.画像のように斜めに折り開きます。

6.さらに画像を参考に斜めに折ります。

7.反対側も同じように折ります。

8. 胴体の完成です。

9.次に、4等分した黒い折り紙で頭部を作ります。
裏返して半分に折って、折り目をつけて戻します。

10.中心に向けて折って、画像のように折り目をつけます。

11.両端を、つけた折り目に合わせて折ります。

12.中心に向けて画像のように折ります。

13.左右と下の角を折ります。

14.中心より少し上の方で画像のように後ろへ折りこみます。

15.顔を描いて、胴体とつけてお内裏様の完成です。

お姫様

1.半分に折って、折り目をつけて戻します。

2.上から3分の1の位置で平行に折ります。

3.裏返します。

4.画像のように斜めに折ります。

5.さらに画像のように斜めに折り開きます。

6.反対側も同じように折ります。

7.下にはみ出している部分を折ります。

8.裏返します。胴体の完成です。

9.次に、4等分した黒い折り紙で頭部を作ります。
三角になるよう半分に折って、折り目をつけて戻します。

10.画像のように折りあげます。

11.左右を後ろへ折り、上部を後ろへ段折りにしたあと、先端も後ろへ折りこみます。

12.飾りを作り、貼りつけます。

13. 顔を描いて、胴体とつけてお姫様も完成です。

たちびなが完成しました。

胴体の縦中心を手前に出るように折ると安定して自立しやすくなります。

ひし餅の土台

1.中心に折り目をつけ、両側から中心に向かって折ります。

2.画像のように上部を三角に折ります。

3.画像のように半分に折ります。

4.さらに上部を三角に折り、その折り目で内側へ折りこみます。

5. 画像のように中心に向けて左右から折ります。

6.折った部分を開くように折ります。

7.裏返します。

8.下の部分を画像のように折りあげます。

9. 中心で折り目をつけて戻します。

10. 裏返して土台の完成です。

ひし餅の土台は、黒や茶色の折り紙で折るのがおすすめです。

ひし餅

1.ひし餅の色の折り紙を用意して4等分します。

2.裏返して画像の向きで十字に折り目をつけます。

3.上下の角を、中心に向かって折り、戻します。

4.折り目を目印にひし形になるよう上下を折ります。

5. 同じものをあと2色分作り、画像のように重ねて貼り付けます。

6.両端を折って先に作った土台に乗せて、ひし餅の完成です。

ひし餅を通常サイズの折り紙で作り、土台を画用紙など大きなもので作っても良いですね。

ひし餅は薄い桃色、白色、薄い緑色の折り紙で折ってみましょう。

屏風

1.縦横半分に折って、折り目をつけます。

2.下から半分の折り目に合わせて平行に折ります。

3.縦半分に折ります。

4.さらに縦に3等分に折り目をつけます。

5. ひろげます。

6.裏返します。

7.折り目が蛇腹になるように段折りして、屏風の完成です。

ぼんぼり

1.折り紙を縦横半分に折り、折り目をつけます。

2.縦半分に切ります。

3.上半分を中心に合うように後ろ側に折ります。

4.縦に3等分に折り目をつけます。

5. 上部を袋にして、つぶすように画像のように折ります。

6.下の部分を画像のように開くように折ります。

7.反対側も同じように折り

下の部分も開きます。

8.下の開いた部分を画像のように上へ折ります。

9.左右に飛び出ている部分を画像のように段折りにします。

10.裏返しにして完成です。

縦中心を前に出るように折ると自立させることが出来ます。

たたみの折り方

1.画像の向きで、縦横半分に折って折り目をつけて戻します。

2.角を中心に向けて折ります。

3.左右の端を縦に中心へ折り、折り目をつけて戻します。

4.つけた折り目に端を合わせるように折り、折り目をつけて戻します。

5.横方向も同様に、上下端を中心へ折り、折り目をつけて戻します。

6.縦同様、つけた折り目に端を合わせるように折り、折り目をつけて戻します。

7.左右の角を広げます。

8.先程の上下の折り目を立てます。

9.画像のように広げた部分を立体的に組み立てます。

10.もう片方も組み立てて、箱状にします。

11.裏返しにします。

12.縁に千代紙などで模様をつけて完成です。

今回はおすすめの折り紙や選び方、またひな祭りモチーフの折り紙の折り方をご紹介させていただきました。
折り紙の種類も幅広く、またその折り方にもいろいろな種類があります。難易度も様々なので、お子様の成長に合わせて毎年お楽しみいただけます。
お子さんやお孫さん、家族やお友だちと手作りの折り紙飾りで、ひな祭りがさらに楽しくなると思います。皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね。